見えない敵、ストレスによる口臭について
歯磨きはブラッシングに加え、歯間ブラシなど細かな隙間ももらさずできている。
口の中にトラベルは特にない。
それなのに悪臭がする。。。
こういった経験ありませんか?
他に何が原因なのか?それは「ストレス」の可能性が高いです。
「ストレス」と「口臭」?
疑問に思われそうですが、実は医学的にも密接につながっていることが分かっています。
ここではストレスと口臭についてお話します。
ストレスが口臭になる原因とは?
口の中は殺菌効果のある唾液が循環しています。
これにより口の中を清潔に保てています。
何かの原因で、唾液の分泌量が減るとしましょう。
そうなると口の中の細菌は増殖し、口臭となります。
この唾液が減る原因のひとつが「ストレス」になります。
唾液が減るのは身体の防衛機能
例えば、人前で話すような時口がカラカラに乾いた経験はありませんか?
これは副交感神経(リラックス状態)が優位な状態から、緊張によって交感神経(ストレス状態)が優位になったために起こる身体の防衛機能です。
人はストレス状態になると、生存するために体の重要な場所に優先的に血液を集めはじめます。
その結果、唾液腺の働きが低下して、口がカラカラに乾くのです。
類似したケースで、慣れないパーティーの席で食欲が湧かない経験をしたことはないでしょうか。
これもストレスによって、脅威に対処するために優先度の低い消化器官の働きが抑えられたためだと言われています。
自覚のないストレスに注意
人前でのスピーチ、慣れないパーティーなどは自覚がしやすく、かつ一時的なストレスです。
一方で仕事や人間関係など緊張した状態が普通になってしまうことがあります。
こういった緊張は身体はリラックスできているつもりでも心はリラックスできいなかったりします。
自覚し辛いのが厄介です。
この状態では、唾液の分泌量は常に減ってしまいます。
その結果、いくら丁寧に歯磨きをしても口臭に悩まされることになるのです。