様々な原因による口臭の予防方法まとめ
口臭の中には内臓のトラブルに起因するなど様々なケースがあります。
原因は様々で必ず口の中にあるとは限りません。
「寝起きの口臭が減らない」「寝起きだけでなく1日中臭う」「強い臭いがつづく」などの症状がある場合は、体内の病的な原因が臭いの発生源になっていることがあります。
ここでは様々な原因による口臭の予防法についてお話していきます。
歯周病・虫歯
最も多いのが歯周病によるもの。
歯周病菌は「メチルメルカプタン」「ジメチルサルファイド」「硫化水素」といった口臭原因物質を発生します。
これらの臭い物質が単体ではなく、複数が混ざり合うことで強烈な口臭を発生させています。
歯周病の治療では、口臭を引き起こす歯垢や歯石の除去(スケーリング)をメインで行うことになります。
副鼻腔炎(ちくのう症)
副鼻腔炎とは風邪やインフルエンザなどによりウイルスや細菌が鼻に入る込むことで起こる病気になります。
鼻の奥にある副鼻腔と呼ばれる空洞に膿がたまります。
この膿から出る悪臭が鼻や口から外にでると口臭となるのです。
具体的な治療については、抗菌薬や点鼻薬などの薬物療法になります。
胃腸のトラブル
胃や腸がトラブルがあると食べ物の消化がスムーズに行われずに体内に長時間とどまり、結果として発酵してしまいます。
発酵時の臭気が腸の内壁から血流に溶け込み、全身を回った後肺から呼気と一緒に口臭として外にでます。
予防・対策方法としては生活習慣の見直しや食生活の改善となります。
薬の副作用
降圧薬、鼻炎薬、抗不安薬、睡眠薬は唾液の分泌に影響するタイプのものがあります。
口の渇きが気になる場合はかかりつけの病院の医師に相談すると、別の薬に変えてもらえる場合があります。
自臭症・口臭恐怖症
専門科で「口臭がない」と診断されても、自身には「口臭がある」と強く思い込んでしまう心因性の口臭があります。
これは「自臭症」「口臭恐怖症」ともよばれるケースで、心理的なケアを優先して行います。